こんにちは。2023年中央競馬年間回収率145%を達成し、6年連続回収率100%超えのおかまです。
この記事では札幌記念過去9年のデータを用いてレースの特徴を解説していきます。
この記事でわかること
- 札幌記念過去9年でデータでみる有利なローテーション
- 札幌記念過去9年でデータでみる有利な血統
- 2023年出走馬の加点・減点要素
長年競馬をやってきた中での現時点でのおかまの予想のとっかかりになるものです。よかったら参考にしてみてください。
※函館開催となった2013年を除く9年
札幌競馬場芝2000mコース特徴
最初のコーナーまでの距離は約380メートルと長く、先手争いにおける内外の有利不利は少ない。
コース全般にわたって目立った起伏はなく平坦で、4つのコーナーが全て大回りになっているので、ペースが極端に緩みにくく平均して速いラップが刻まれる。
そのためスピードの持続力が求められるとともに、コーナーでもスピードに乗りやすく中断から押し上げて差す競馬も決まりやすい。
差し馬も狙えるコースと言え、人気薄なら実力ある差し馬を積極的に狙いたい
札幌記念傾向
①脚質
今回はGⅡでも毎年高レベルのレースとなるため未勝利や1勝クラスは参考外として札幌記念に絞ったデータで脚質を見ていきます。(気になる方は古馬混合に絞って分析してみてもいいかもしれません)
コースの特徴通り差しが決まりやすいといえます。
実力ある逃げ先行の評価を落とす必要はないですが人気薄は積極的に差し馬からねらいたいレースです。
②人気別成績
特筆すべきは1人気の9年成績が0-4-3-2と悪くないのに勝ち切れていないという傾向であろう。
ここに面白いデータを加えると前走1着馬も勝利なし。
前走を目標として勝った馬が1戦たたいて秋以降の前哨戦としているためと考えられ非常に面白い。
2022年のソダシも適正&実績で1人気に押し上げられたが連覇はならずであった。
その他はハイレベルレースにふさわしく順当に人気馬が馬券に絡む確率は高く荒れにくいレースと言えます。
③前走別成績
前走GⅠで戦ってきた馬の成績が非常に良い。
非重賞を経由してきた馬はこのレベルにはついていけず0-0-0-18で即消しで問題ない
GⅠでもどのレースのローテが相性いいか見ていきます
前走安田記念とオークス組がいたら注視していきたい。
オークスは過去2頭のみだがいずれも勝利。クラシックで戦える馬が斤量有利でさすがに楽に勝負できるのが主要因と考えられる。
個人的にはそこに加えて適正もあると考えている。コース特徴で示したようにコーナーからスピードに乗りやすくスピードが求められる舞台。となると東京2400で走るような王道の中距離スピード馬が適正アリとしても腑に落ちる。
血統ピックアップ
- ハービンジャー産駒は2-1-2-5と信頼度抜群
- ハーツクライ産駒は0-0-0-7とマイナス評価
- ステイゴールド系0-1-2-15とマイナス評価
- ディープ産駒は3-3-1-13と決して侮れない
札幌中距離帯でとにかく走るハービンジャー産駒は札幌記念においても注目馬となります
札幌は洋芝なのでタフな欧州血統が走ると短絡的に考えてはいけません。
ハーツクライ産駒やステイゴールド、オルフェーブル(Tサンデー)などの欧州血統は評価を下げていいでしょう。やはりここにもパワー型よりスピードの血統が走ってしまうという傾向が見えています
(補足をするとステゴ一家の中でもオルフェ産駒は異質で王道路線も走る馬が多いですので今後好走するケースは考えられます。)
そしてディープ産駒。出頭数が多く決していい成績とは言えませんがスピード血統の代表であるディープ産駒も1人気の馬を破って9年間で3勝ですから軽視はできません。血統で加点することはありませんがほかの条件がそろったディープインパクト産駒なら積極的に絡めたいところ。
その他|札幌記念におけるマイナス要素
- 前走函館記念組は2-1-1-29と不振。近年に絞るとさらに成績は悪い
- 中3週以内の馬は0-0-0-19で即消し
- 海外遠征馬は0-1-1-9と苦戦
ここまで読んでいただいた方には繰り返しになりますが札幌はスピードに乗りやすい。対して函館は直線に向かうコーナーが鋭角でスピードに乗りづらく小回り巧者が走ります。また函館は水はけが悪く札幌より馬場もタフになります
そのため札幌と函館では同じ洋芝でも適正が異なります。
函館で実績のある馬は札幌においては評価を下げていいでしょう
海外遠征組も実績十分で人気しやすいですので人気するようなら嫌う要素として抑えておいてもよいでしょう。
2023年札幌記念 出走馬データ分析
出走馬一覧は下に示す通り。前述した評価-馬をオレンジ、+馬を緑で示す
人気のジャックドールはデータ上嫌える要素はほぼなく最有力。GⅠマイルでも通用したスピードを持つとなるとここでは最上位でしょう。ただ過去データも示すように、懸念はやはりたたきということでオッズも考慮すると紐までにするのがセオリー
2人気推定のダノンベルーガはハーツクライ産駒&海外遠征ということで過去データ上嫌う要素が多い。地力はやはり評価すべきだがこちらも人気するなら紐までか
今年はあまりにマイナス要素の血統や海外ローテ組がそろってしまいましたので相対的なマイナス要素はそれほどないとみるべきかもしれません。2023年に至ってはデータの取り扱いにはご注意を
まとめ
2023年の札幌記念においてはデータよりも能力比較や展開予想を重視したほうがよさそうです
人気馬が順当に強いG1クラスのレベルになってしまいましたのでレースとしては面白いも馬券としてはイマイチかもしれません
それでは札幌記念を楽しみましょう!
競馬は予想が当たれば勝てるわけではありません。最も重要なのは考え方の部分です。大好評の競馬で勝てる考え方の記事は以下参考にしてください
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