- 予想記事で先行有利、差し有利って言われてもわからない
- 結局のところ脚質ってレースにどう影響するの?
当たり前のように新聞や予想記事で差し、先行等書かれているけどイマイチわかってない人もいるかと思われます。
そんな方々のために、この記事では競馬における脚質とその特徴、レースへの影響をできる限りわかりやすく解説します
脚質は全部で4種類
脚質とはスタートしてからゴールするまでの道中、どの位置で競馬をするかというのを表します。
脚質の種類は、逃げ/先行/差し/追い込みの4種類
まず大前提として馬は生き物である。
どんどん進みたい馬、スタートは苦手だけどラストスパートは得意な馬など様々
それぞれの馬の得意な位置でレースを進めるというのが基本。1つ1つ解説していきます
逃げとは?
競馬を語るうえで外せない脚質「逃げ」
レースで先頭を走る馬のことを言います
逃げ馬は、基本的に自分より前に走る馬がいたり、横に並ばれると走る気をなくしてしまうような気性に問題があるような馬が多いです。
逃げと一口に言っても戦略は様々
スタートからガンガン出していって馬群を突き放しそのまま押し切る大逃げ
最近では2022年天皇賞秋で見せたパンサラッサの逃げをイメージしますね
スタート後先頭に立つと馬群から離れることはなく道中のペースを完全にコントロールし後ろの馬を消耗させた後直線で振り切る逃げ。最近でいうとキタサンブラックやジャックドールあたりが思い浮かぶでしょうか
自身で馬群のペースをコントロールできる一方で目標にされやすいという特徴もあります。
逆にノーマークで気持ちよく走らせると気づいた時にはセーフティーリードなんてこともあります。人気薄の逃げ馬がよく来たりするのはノーマーク故ということも多いです
先行とは?
「先行」は逃げの後ろ、だいたい2~3列目前目のポジションになります
逃げ馬や他の先行馬を目標にしてゴール前でスパートをかける戦法になります
現代競馬においては最強の脚質といっても過言ではありません。なぜか?
- 前にいることで直線スパートをかけるときに前で邪魔をする馬が少なく壁になりづらい
- 横にも進路を取りやすく通る馬場の選択ができる。距離ロスも少ない
- 展開に左右されにくくスローでもハイペースでも力を発揮できる
以上、先行馬はどんなレースでも力を発揮しやすい特徴があります
差しとは?
「差し」は先行よりも後ろで、中団から後方に位置します。
道中は後方にいますが、4コーナー付近から追い上げて直線半ばでかわし切るような競馬をするとイメージしてもらって問題ありません。
先行馬の強さと対比して、後ろの馬は前横に邪魔をされ力を発揮できないというケースが多くみられます。
逆に東京競馬場などの広く(横に進路を取りやすい)、直線の長いコースだとより力を発揮しやすいといえます
追い込みとは
「追い込み」は差しより後ろに構え直線一気の競馬を差します
特徴は差しと大差はなく、進路、展開に大きく左右される脚質といえます。
馬群をかわすために大外に持ち出し豪快に差し切る馬は強烈なインパクトを残すため、極端な大逃げと合わせて競馬ファンに愛される脚質です。
結局、展開とどうつながるの?
ここまでで位置取りについて4種類おさえました。
しかし結局展開とどう関係してくるのかわからないというひともいると思います。
展開と脚質の結びつきは、まずざっくり以下のような認識で問題ないです
- 逃げ・・・スローペース得意/ハイペース苦手
- 先行・・・スロー~ミドルペース得意
- 差し・・・ミドル~ハイペース得意/スローペース苦手
- 追い込み・・・ハイペース得意/スローペース苦手
逃げはスタートから全力で行くので道中も休みなく早いペースで走り続けると負担が大きく直線で沈んでしまいます。人間でも長距離走でペースを間違えて暴走してしまった人がバテてしまうというの光景はイメージできるではないでしょうか
逆に前がばてたとき後ろで温存していた差しが有利になるというのもイメージしやすいでしょう
展開と脚質の結びつきは追加で以下もざっくりとらえておきましょう
①前に行く馬(逃げ・先行)が多いと先手争いでペースが上がりやすい
②後ろからの馬(差し・追い込み)が多いとペースが落ち着きやすい
つまり・・・
①だと差し有利で②だと逃げ・先行有利といえます
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